ルノー エスパス
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オススメフランス車
ルノーエスパス V6i RXE 1994
>>快適至極、視界抜群。ミニバンの手本!
>>来た、夢のミニバン
話は突然だった。ある春の雨の日、旧来の友人猫澤君と何気なくクルマや巡り(こういうことを高校生以来つづけているもので・・)をした。無駄に回らないように、面白そうなクルマはリサーチしていくので、川崎のシーコネクションさんにエスパス2(type2)がいるらしいのはわかっていた。見に行くときは当然買うつもりもあるわけない。でも、一目見て、エスパス2を気に入った猫澤君、購入を決定してしまった。エスパスは何度かこうして中古車屋で見たことがあったけど、エスパス2は初めてだった。とにかく、程度がヨカッタのも決め手だった。

>>考えが変わる
正直なところ、僕も猫澤君も昨今の「ミニバン」というものに懐疑的だった。便利なのはわかるし、大きいことはいいことかもしれないけれど、小さいクルマの良さも、スポーツカーの楽しさも知らずにミニバンから入っていく若者などになにか「ぼんやりとした危機感」を感じていたし、路上を我が物顔で走るマナーが悪いクルマにミニバンが多いのも気になっていた。ところが、ゴメンナサイ、ミニバン良いです。便利だし、大人数での移動はすごく楽しい。でも、さらにゴメンナサイ、国産のミニバンはやっぱりダメ。基本性能のレベルはいまのオデッセイなども相当いいけれど、根本的な「コンフォーマブル」の性能では、遠く敵わない。快適なフランス車のミニバン。それがどれほどのものか、それは考えた以上だった・・・。

>>極楽は2列目
90年代のフランス車らしく、柔らかすぎない椅子だけれど、でも極上に変わりがないエスパス2の椅子。でも一番いいのは2列目。椅子のデキがさることながら、足下スペースの広さがスゴイ!3列目は短い車体が災いして狭いし、すぐ後ろにリアウインドウが迫り、走行中は怖いのだ。

▲納車2ヶ月早々で出かけた遠出。石川県で行われたフレンチトーストピクニックに参加。道中、福井鉄道の西武生駅で旧名鉄900系との邂逅に涙する。2003.5
>>乗りやすい小さな車体
エスパスは幅が広いし、車高が高いので大きく見える。実際はセレナやタウンエースノア程度の短さ、幅も広いとはいえ1800ミリを超えない。最近のミニバンでは小さい部類に入れても良いだろう。しかも縦置きエンジンの恩恵で、ステアリングの切れ角が大きく、えっ!?と思う狭い道もスイスイ曲がる。左ハンドルなのも、狭い道では左一杯に寄ればいいので、神経を使わない。

>>素晴らしい視界
エスパスが国産ミニバンと決定的に違うのが、視界の広さである。このサイトで常々フランス車の視界の広さの良さを訴えているけれど、このエスパスは飛び抜けて広い。まず窓が大きくピラーが細い(これは現在は安全上ここまでの設計は無理であろう)。そして着座位置が高いので必然アイポイントが高くなる。側窓も大きい。腰の少し上あたりに窓の下端が来る。なんだろう、この感覚は、クルマなら旧型レンジローバーなんだけどね、うーん、それよりも・・・電車だ、電車!しかも、前面展望できるロマンスカー(笑

>>泣きたい燃費とひどかったオーバーヒート
エスパス2には何種類かエンジンがあったけれど、このクルマはPRVの2.8L・V6。ルノー25(R25=ヴァンサンク)と同じ、プジョー・ルノー・ヴォルヴォが1970年代に共同開発したことに端を発する古いエンジンだ。1.5トン無い車重には充分なパワーとトルクだが、まあV6でこの排気量じゃ仕方ないけれど燃費が悪い。市内メインで4〜5キロ、高速併用だとしても10キロ走らない。そして非道かったのがもうひとつ、それがオーバーヒート。古いエンジン故か、日本の夏に耐えられないのか、ファンの回転がエンジンの発熱に追いつかない。ラジエターはまるごと国産に変えてあるはずの個体なんだけれど・・・(追記:その後、低速側のファンが回っていないことが判明、現在は対策を施し問題ないです)。

特別コンテンツ
エスパス20周年ミーティング
エスパス大百科??
エスパス20周年ミーティングにて並んだエスパス2、奇跡のような光景。ちなみに右のは直4エンジンの5MT、しかもクアドラ(4WD)。色も微妙に違う。2004.11

ルノーエスパスV6i RXE はこんなクルマ
※本国仕様、2.2i。

ルノーは1965年にマルチパーパスビークルの先駆けとして、ルノー16(R16=セーズ)を発表した。カタチは今でこそあたりまえの5ドアハッチバックだが、当時では斬新で、しかもリアシートがさまざまなアレンジが出来るなど、極めて高い実用性と他用途性を誇った。このR16は1970年代中盤に製造が終了したので、しばらくはマルチパーパスカーが絶えていたため、ルノーは1984年、航空機や往年のF1で有名なマトラ社のコンセプトを用いて、「新しいR16」を再現するかのようなワンボックスカーを1984年に発表した。それがエスパスである。俗に言う「スペースカー」に属するカテゴリーはそれまで日産のプレーリーなどごく僅かしかなく、ワンボックスといえば、日本で言うキャラバンやタウンエースなどのトラックシャーシの箱形的な、あくまでも商用車の延長上のカテゴリーだった。そのため「スペースカー」は「背の高いセダン」という新しいジャンルだったのである。いまでこそ「ミニバン」と呼ばれ、全盛の時代を迎えているが、エスパスはその先鞭とも言える存在といえる。ちなみにミニバンの語源はアメリカ車で、それまでの大型バンに比べて「小さめ」(それでも国産よりははるかに大きい)であることから付いた。現在では1.5ボックス型のワンボックスの総称となっているようだ。
エスパスが斬新だったのはコンセプトにとどまらず、ルノーの部品をうまく使用したシャーシ+ボディにFRPのアウタースキンを貼り付けるという製造方法を取っている。また短い車体ながらも巧みなパッケージングによって3列シートを確保し、しかもさまざまなアレンジが出来、さらには各シートがとり外せるなどの設計を持っていた。エスパスは1992年にアウタースキンのチェンジなどの大規模な変更を行って俗称
エスパス2に進化、のちエスパス3まではマトラが製作を担当したが、エスパス4からはルノー自製となった。なお、エスパスはフランス国内では高価格車に属し、それがネックとなって国内への正規導入が見送られ続けている。だが、アメリカにも日本にも存在しない特有の「仏蘭西製大型ミニバン」としての素晴らしさを、容易に購入できないのは大変残念でならない。なお「エスパス」はフランス語でまさしく「スペース」の意味である。

▲視界は抜群に広い。スカットルが低いのと、窓が大きいからである。椅子に座ると腰から上が窓の上に出るくらいなのだ。2003.5

>>素晴らしいGT
まあ何はともあれ、エスパス2は快適なクルマなのである。只でさえ快適なルノー、それのミニバン。なにをか況や。快適なだけでない。大きい車体のフランス車は、遠くへ行く性能(グランドツーリング性能)も当然一層優れているのだ。普段は小さめのパワーのクルマを乗っていると、たまには有り余るパワーを「ゆとり」として使うのも悪くない。でも、フランス車的に考えれば、このエスパスのベストチョイスは少しアンダーパワー気味の2.2L・4気筒だろう(フランス人でV6を買う人は相当のゆとりがある人であろう)。

>>オートマが怖い
ご存じの方も多いかと思うけれど、この時代のルノーのオートマチックはルノー自製なのだ。BMWやシトロエン・プジョーが外製のZF製だった(これはこれで大不評だったのだけれど)のに・・・。で、このルノー製AT、まあ、壊れるんです。とくにこんな大きなエンジンとの組み合わせだったから怖かったんだけど、案の定このエスパスもAT故障の洗礼を浴びた。ルノーのATは本国まで戻さないと直せない事があるらしく、KOは青ざめた。もし凄まじい額だったら、エスパス諦めようと真剣に思ったらしい。でも結局ガバナ交換だけで帰ってきた。ヨカッタね。でも、また何が起こるかわからないATではある・・・。

>>次が困る
猫澤君の悩みは尽きない。燃費?オーバーヒート(解決したけど)?マイナートラブル?いやいや、「次」の話だ。次のクルマどうするのだろう。「ルノーばか」なKOはもはやルノーから離れられない。エスパスは(燃費とオーバーヒート意外は)完璧なチョイスなのだ。彼には。となると、セニック、ラグナ、サフラン、とかであろうけれど、僕は言う。「エスパスの次はエスパスしかないよ!」って。それほどまでにエスパスは魅力的な一台なのだ。

>>今後も宜しく
諸問題あれど、トップ・オブ・ルノーであったエスパスに、彼は何もなければこのまま乗り続けていくであろう。マトラ製だし(これ重要)

▲本国仕様の2.2L、5MTの写真だが基本的には成り立ちは同じ。とにかく目の前にはすごいマスのプラスチックの海が拡がる。小物入れは無数にあり、たいへん便利。※
▲同じクルマの車内。あ、リアの窓、手動だコレ。とにもかくにもこのレッグスペース。椅子は前席よりも良い感じ。後席の5脚は同じものが付く。大きくリクラインもするし、大人3人横掛けも大丈夫。※
▲エスパスの正しい使い方!?後ろの5脚をこうして外してしまえば、バイクが乗るほどの広い空間が出現。※
▲これがエスパス1(type1)の後期型(type1-2)。エスパス2はこのスキンチェンジだが、よくイメージをあれほどまで変えられたものだと思う。
▼フランス、アンティーブの街のエスパス。これがエスパス1の初期型。逆スラントノーズ、アンバーのウインカーレンズなどがシンプルで良い。2003.1
▼左がエスパス4(type4)、右がエスパス3(type3)2004.11
SPEC
全長*全幅*全高:
4465*1795*1705・
ホイールベース:2580
車重:1430キロ
エンジン:2849cc V6 OHC
最高出力:153ps/5400rpm

最大トルク:
23.4mkg/2500rpm
生産国:フランス
新車当時の価格:--
●写真は特記(※)以外はすべて本人撮影。
▲エスパス1(後期)と並んだエスパス4。ディティールはまったく違うが、エスパスの思想は継承された。2004.11
▲そして兄弟車とも言えるAVANTIME。マトラ+ルノーが放つ最後の「作品」。2004.11
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