accueil/トップページvoitures francais/フランス車指南photos du chemin de fer/鉄写真photos de l'autre/その他写真voyager/お出かけ日記mot de jeu/戯れ言日記

■Index
フランス車は合理的
フランス車は強い
フランス車は疲れない
フランス車は酔いにくい
フランス車は速い
フランス車は美しい
フランス車は楽しい
フランス車はココがヘン
僕と友の車たち
オススメフランス車
本国のクルマ写真館
フランス車はスゴイ(2)
フランス車は強い
>>フランス車は強い?意外に思うかも知れません。でも壊れるとかそういう事ではなく、ヘビーデューティーな使用にほんとうに耐える「タフ」さを持っているという意味なのです。華奢に見えてもタフネス。地の果てまで行くには、その性能が必須だからです。
>>フランス車は強い。では強いとは、クルマの場合一体どういうことか考えてみましょう。衝突に対して強い?悪路に強い?過酷な環境に強い?長持ちするという意味で強い?

>>フランス車は、最近はもう車体の強さは国際的にもトップレベルですけど、各国の個性がぶつかりあっていた昔日には、フランス車=薄い、弱いというイメージがありました。そのころからドイツやスウェーデンのクルマは強固さを売りにしていましたっけ。

>>でも弱いというのは、2CVなどのような華奢なデザインや、実際の車体の弱さなども起因していたので、あながち「強くない」というのは間違っていません。でも、ここでいう「強い」というのは、ちょっと視点の違うところなのです。その強さとは・・・タフネスという意味なのですね。

▲アフリカで活躍中(?)のプジョー504。弱い弱いという印象のフランス車ですけど、植民地域ではこんな過酷な使用に耐えています。
>>タフネス・・・耐久力とでもいいましょうか。おいおい、そんなものは国産でもあるぜ、ということになりますね。でも、ほんとうにそうでしょうか?それと、そういった「時間的な耐久性」だけではないのです、ここでいうタフネスは・・・。

>>つい個性的だった頃の話になりがちですけど、そのころのフランス車の話が、いまを語る上で大切だと勝手に思いますので、そういった傾向になるのは許して下さい。

>>フランス車のタフネスを語る上で外せないのが2CVに関わるエピソードの数々です。そこで共通することは、あれほど華奢で、ボディはペナペナでも、エンジンは壊れないし、脚回りも丈夫で、しっかり保つということ。それは、車体はさておき、大事な「エンジン」と「あしまわり」に、惜しげもなく資金を投入するからこそ出来たことです。まあこれはドイツ車にも言えますね。

>>右の写真は、ある2CVが、世界を一周したときのものです。これに限らず、2CVは世界中を旅しました。空冷エンジンは酷暑にも極寒にも耐え、単純な構造の脚回りは想像以上の走破性とタフさを持っていたからです。若者達の夢を乗せて。同じ時期の国産大衆車に、そんなことが出来たでしょうか・・・。

右:パリの街はずれに佇む、R5(サンク)。パリのクルマはだいたい使い込まれてこんな風情ですね。
>>そうなのです。大衆車でもタフなのです。それは、フランスの思想的な部分から来る考えでしょう。丈夫で長持ちするものを長く使うという考え・・・そしてそれは必然基本(はしる・とまる・まがる)のレベルをあげることにも成りました。そして時間的なタフさに話を戻しても、フランス車はたしかにタフです。国産車はすぐに脚がへたる。いや、脚に限らず、機械的な部分にガタが気易いとは思います。フランスの中古車市場とか見ると面食らいます、走行15万キロとか当たり前なのです。向こうは渋滞が少ないから一概に比較ができないけど、日本の地方で乗られていたって国産で15万キロも乗ったら脚なんてガタガタですよね。

>>かつてプジョー404というクルマがありました(写真左下)。メンテを怠らなければ、それこそ永久に走れると言われたクルマです。メルセデスにもありますね。W123・・・エンジン50年ボディ100年でしたっけ・・・フランス車は、ボディはそんなにゼッタイもたないな(W)。

>>フランス車は良く壊れました。それでもタフか、と聞かれるでしょう。フランス車の壊れるところはプラスチックの部品だったり、パイプだったり、経年でダメになるものがほとんどです。基本のエンジンや脚回りはあまり壊れません。メンテを怠らなければ!メンテ無しで寿命のある設計と、メンテをしっかりすれば長持ちするのは、どちらがタフでしょうか。・・・経年の変化で生じる故障は・・・正直言ってなんとも言えないし、壊れるのはやはり良くないですけどね!だからここでは、「壊れる」ことについては目をつむってください(汗)。本質についての「強さ」のお話ということで・・・。

▲モンパルナス駅前にまるで捨ててあるみたいな状態のBXと
205。たぶん、軽く10万キロ以上は走っているはず。
フランス車はスゴイ top
prochain page/次のページへ

inserted by FC2 system