●パリ メトロのドア
2003.1 LEICA IIIf+VOIGTLANDER COLOR SCOPAR21mm/f4
>>パリの地下鉄はカーブがきつく、車両も小さいので車端をご覧のようにすこし斜めに削って、曲線通過の際の車体の張り出しを抑えています。で、注目していただきたいのが「戸袋」の処理と、斜めになった車端部のドアの開き方!
まずは戸袋。戸袋とは、ドアが引き込まれる空間のことですが、日本の車両が名実ともに「戸袋」と呼べるような専用室のような構成をとっているのに対し、このパリのメトロのドアの収納は驚くほど簡潔、かつ合理的にできていました。

>>さすがに末端部は戸袋窓がありますが、ドアとドアの間に注目です。日本の電車は、戸袋があるために、ドアと窓の間に多少なり空間があきます。でも、この電車にはそのスペースが確保されいません。というのも、ドアが、少し引っ込んだ窓と車体の間に収納されるからです!これは、目からウロコが落ちんばかりに驚きました。そうか、こんな簡単な方法でいいんだ、と!さすが合理主義の国だ!って、感心しちゃいました。

>>さらに驚いたのが、絞られている部分とドアの兼ね合いです。写真を見て下さい、V字型に開くのです。そうか、別に左右のドアが一直線に開く必要は無いのか!これまた目からウロコ!日本人には思いつきません。日本なら、この絞られた車体部分にドアを設置しません、きっと。ドアがV字型に開けばいいなんて、想像もしないからです。

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●SNCF(フランス国鉄)で見た、驚き(1)
2003.1 LEICA IIIf+VOIGTLANDER COLOR SCOPAR21mm/f4
>>フランス国鉄の制御客車、RIOのドアです。ちょっと暗くてわかりにくいですが、このドアも一癖あります。これもV字型に開きます。先ほどのパリのメトロとは用途が違うV字型開きです。それは、フランスのホームの低さに起因します。そう、ホームが低いため、ステップが無いと乗れないのです。でも限られた空間にステップを作るのは大変なので、ドアを内側に向かってV字型に配置することで、その分ドアの下のステップを確保しているのですね!
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●SNCF(フランス国鉄)で見た、驚き(2)
2003.1 LEICA IIIf+VOIGTLANDER COLOR SCOPAR21mm/f4
>>RIO型客車の車内です。まず、真っ青なのに驚きました。はっきり言えば、暗いのです。さらには照明は黄色っぽいグローブカバーがついた蛍光灯で、これまた暗い。そしてさらに驚いたのが、隣の車両に移れないことです!貫通路はありますが、はじめから開かない構造になっています(右の丸窓がある扉が、一応貫通扉です)。日本は、貫通路が無くて惨事を産んだ事故を教訓に、車両内を通れるのが基本ですが...しかも、フランスでは地下鉄まで通れないのです!火災があったら、どうするのでしょう!?
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●SNCF(フランス国鉄)で見た、驚き(3)
2003.1 LEICA IIIf+VOIGTLANDER COLOR SCOPAR21mm/f4
>>BB25500型電機の台車です。正直なところ、理解を超えた造形と構造になっています。ただの板台車にしか見えないのですが・・・。ヨーダンパらしい装置も見えますが、でもサスペンションの機能がどこで果たされているのか、まったくわからないのです!う〜ん!
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