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オススメフランス車
FIAT パンダ 1000CL 1987 4MT >>弾ける自由 1997.5〜1998.6頃
>>タダでやってきたパンダ
専門学校を卒業後、就職は静岡西部だった。とりあえずサンクバカラを持っていったが、なにかクルマが欲しくなってきた。そしたら渡りに船、後輩からパンダくれるとの話が来て、晴れて僕のところへやってきたのがこのパンダ。要は、タダ。飛びつかないはずがない。アルファは欲しかったが、とりあえず貰うことにしたのだ。

>>くたびれた1000CL
もとはといえば、スッド.1.5時代に知り合った方が後輩に譲ったパンダ。白い1000CL、Wサンルーフ・クーラー付きだ。後期型に見られるようなごっついサイドモールもなK、車内もカラフルに過ぎずの好ましい頃のパンダだ。洗車もせず、タイヤはひび割れ、ライトは片方点かず、エアコンはガス抜け、マフラーはタイコが車体下部に干渉して盛大なビビリ音。うーん、イタリアンな乗られ方(W)。まさしく本国の下駄の風情。こういう仕様で嬉しくなる僕はおかしいのか????

>>自由!ひたすらに自由
遠州のたおやかな春。適当に服を見繕って家を出て、とりあえず当てもなく走り出そう。気持ちイイ風をいっぱいに窓とサンルーフから取り込んで、大きな声を出してCDに合わせて歌えば、何も付いていないパンダには「自由」がいっぱいついていることに気づく。45PSしかないエンジンを釈迦力にまわしきって走れば、難しいことなんざどうでもよくなる。柔らかいハンモック調の椅子。バスケットみたいなダッシュに財布や携帯を無造作に放り込む。薄い鉄板を通して容赦なく入るエンジンのノイズ。近い外界。車内は閉ざされた空間ではない。道といっしょになって走る、素っ裸の感覚。素晴らしいゲタ。

▲あいにく乗っていたパンダの内装の写真が残っていないので、本から取り込んだ。パンダ45(初期型)のインパネ。メーター、棚、灰皿だけで出来ている。素晴らしきモダンデザイン。灰皿は左右に端から端まで動く。
▲スッドと2台体制の頃。菓子折ひとつで借りた車庫にて。
1997.8l頃。

>>その後
結局その1ヶ月後にアルファがやってきて、案の定パンダは可哀想だけどメインの座から降りた。バッテリーがあがるので通勤に数日に一回は使うようにしたが、そんな使い方だから壊れているところを直すこともせず、だった。残念だけど。そして、1年ちょっとで遠州の生活が終わることになった。パンダをどうしよう。困っていたら結局もとのオーナーさんが引き取って呉れることになった。オーナーさんには済まないことをした気分だった。僕がボロにしたわけではないが、直すこともなく、むしろボロさをパワーアップさせてしまったのだから・・・。パンダ勿体ないぞ、直して乗れば良かったのに、と思われるかも知れない。でも、2台は持てなかった(そのころは初代サンクに乗っていた)し、どうしてもパンダはファーストカーにはならなかったのだ。

>>今でも
いまは2CVに乗っているけれど、パンダはたしかにジウジアーロが考えたとおり、快適な2CVだった。あの時は不遇にしてしまったが、なんでだろう今でも欲しかったりする。もしイタ車買えといわれたらパンダ買う。今度は4×4かなあ。


蒲郡の小さな漁港にて。会社の仲良しの子と、大爆笑の元気いっぱいドライブ。何話したか覚えてないけど、凄く楽しかった。なんでかパンダには、ひとを元気にするチカラがあった。確かにあった。1997.6。
フィアットパンダ1000CLはこんなクルマ
※パンダ初期型 本国仕様
天才ジウジアーロが生み出した傑作小型車。1979年に登場。フィアット伝統の小型車作りに恥じない、アイデア満載の楽しいハコ。コストを抑えるためにガラスは平面、車室内を最大限に利用する四角の車体。機能性をデザインで表現したジウジアーロには感服させられる。
内装も魅力的。初期型の椅子は、なんとハンモックタイプ。灰皿はシリーズを通じて左右に可動、ダッシュボードは布製の棚でなんでも放り込めた。徹底した簡略設計だが、チープにはならないのがすごい。エンジンは当初126から流用の空冷L2 ・30PS
、127から流用のL4 ・45PSだったが、その後FIREと呼ばれる新世代ユニットに換装された。
FIREエンジン搭載の第一世代である1000CLはいわば中期モデル。のちのモデルと比べてサイドモールが無いなどの違いがあった。パンダは基本的な設計の素晴らしさが長年にわたり人々を惹きつけ、つい最近まで生産された。
SPEC
全長*全幅*全高:
3405*1510*1415・
ホイールベース:2165・
車重:730キロ
エンジン:999cc L4 OHC
最高出力:45ps/5250rpm

最大トルク:7.5mkg/3250rpm

生産国:イタリア
スペックは1990年式
●写真は特記(※)以外はすべて本人撮影。
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